
「乾燥肌」とは、肌の表面にある角質層内の水分量が低下した肌のことです。
特に口周りの乾燥は、男性にとって、より深刻に乾燥しがちの場所でしょう。それは、男性が毎日必ず行うシェービングにも原因があります。
ヒゲをそるということは肌の角質を削ることなので傷もつけますので「乾燥肌」となり、口周りは常にカサカサした乾燥状態になってしまうというわけです。
こうした乾燥放置すれば、ニキビや肌荒れの原因になりますから、きちっとしたスキンケア対策が必要でしょう。
この記事では、口周りや頬を含む乾燥対策についてお伝えします。
目次
角質層の表皮は薄いので乾きやすい!
乾燥肌の対応は案外シンプルなのです。
スキンケアにおいては保湿を重点的に行うことに徹します。
その一番のキーワードは洗顔後の「保湿」です。
そもそも男性はスキンケアに慣れていないのでとかく洗顔もおろそかにしてしがちです。
なかでも特に多いのが、洗顔後の保湿ケアの不足です。
洗顔した後、またシェービングをした後などもアフターシェービングローションとまりにしておくと、水分はどんどん逃げて肌は乾燥してしまいます。
もともと表皮である角質層はごく薄いデリケートな場所にもかかわらず、スキンケアに無関心の男性は蒸しタオルでゴシゴシ顔を拭いたり、冷たすぎる水や熱すぎるお湯で無造作に洗顔し、後は化粧水すらつけずに放置しっぱなしというケースも珍しくないはずです。
こうして素肌は、どんどん乾いていってしまうのです。
口周りが乾燥しやすいのはなぜ?
口周りがカサカサになりやすいのは、飲み物を飲んだり食べ物を食べたり、しゃべったりよく動かしますし、汚れることも多いのでティシュで拭いたりとか摩擦にさらされる場所でもあります。
男性は毎日シェービングをしますから、それでなくとも口周りは、様々な試練にさらされることになってしまいます。
皮膚が薄いことも関係して、とかく「乾燥肌」を招きやすい要因となっています。
そんな事情がありますから、食事などで口を拭く場合でも、乱暴に拭いたりするのは厳禁です。
軽く押さえるように拭いて落ちない汚れは、水ですすぐようにしてふき取るような繊細さが欲しいのです。
摩擦をするということは、角質層を傷つけるのだということを常に意識しましょう。
口周りの乾燥対策は?
口周りは、スキンケアにしてもつい手薄になりがちな部位です。
乾燥しがちな場所なので保湿化粧水もクリームも二度塗りする位の気配りがほしいところです。
肌の水分を保つ役割は、角質層に存在するセラミドなどが80%、天然保湿成分が18%、皮脂が2%程度となっているので、化粧水も角質層に存在するセラミド、アミノ酸、コラーゲン、ビタミンC誘導体などを含んだジェルなどが効果を発揮します。
セラミドに代表される「細胞間脂質」の成分は、水溶性でないため化粧水に配合しにくいので、セラミドが配合された化粧品は、美容液や乳液、クリームなどで取り入れることになります。
また、乾燥が進んだ肌はバリア機能がダメージを受けているケースが多いので、添加物などにも敏感になっていることが多いものです。
なので、基本的にアルコール、香料、着色料などが入っていないものの方が安心です。
化粧水、乳液、美容液などいくつもを塗るのが面倒なあなたには、すべてが一つにまとまったオールインワン化粧品がドラッグストアや通販で販売されています。
保湿成分としてセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、プラセンタなどを配合した化粧品などもあります。
無香料・無着色・パラベンフリーという安全性も確保されている製品です。
口元パックも効果的!
口周りが粉がふきだしているように乾燥している場合は、簡単パックもいい方法です。
男性にパックなどというと引かれてしまうかもしれませんが、おおげさに考えないで簡単なコットンを口周りに置くだけのパックです。
洗顔後、コットンを若干水で濡らし化粧水をたっぷり含ませ、それを乾燥部分にはるだけのことです。
3分くらい待ってから乳液やジェルなどで、適度にフタをするだけです。
粉吹きが余りひどい時には、ワセリンを塗ってマスクをかけて寝てしまうと、より効果も期待できるでしょう。
正しい洗顔方法を再確認
肌のバリア機能が低下している乾燥肌の場合、間違った洗顔方法で大切な皮脂やセラミドを落としてしまっているケースが多いことを書きました。再度、洗顔で気をつけるべきポイントをチェックしておきましょう。
乾燥肌を防ぐ正しい洗顔方法は以下の通りです。
- 32~35度のぬるま湯で顔を濡らす
- 洗顔料はよく泡立てる
- Tゾーン、こめかみ、鼻と皮脂が多い順に洗う
- 指や手で肌をこすらず、泡を転がすように洗う
- ぬるま湯でよくすすぐ
- 乾いたタオルで押さえるように水分を拭く
肌のバリア機能を上げる食事をしよう!
口周りで粉吹きが起こっているということは肌のバリア機能が低下している可能性があります。
乾燥肌は皮膚のターンオーバーが乱れていると起りやすくなります。
それは偏食やダイエットなどでも起ります。
ターンオーバーを正常に戻す成分を積極的に食事でとりましょう。
セラミド、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、亜鉛がキーワードです。
たんぱく質
たんぱく質は皮膚の角質細胞を形成しています。
皮膚のバリア機能を守るためにも良質なたんぱく質が必要です。
豆乳、肉類、卵、牛乳、青魚、大豆、乳製品など。
セラミド
セラミドは水分を保持する働きがあり角質層から水分が蒸発してしまうのを防ぎます。
角質層がうるおいを保つことでバリア機能を高め、肌荒れをしにくい状態にしてくれます。
こんにゃくイモはセラミド含有量が高いので毎日食べましょう。
他には大豆、胚芽を含む米、小麦、ほうれんそう、ヨーグルト、黒ゴマ、黒豆、ひじきなど。
ビタミンA
粘膜を正常に保つ働きがあり、皮膚や粘膜の潤いを保持するビタミンです。
新陳代謝を正常にし、ターンオーバーを促進します。ビタミンAは乾燥肌対策に必要なビタミンで、体を錆びさせる物質を抑制し免疫力を強めます。
ビタミンAの食品には緑黄色野菜、卵黄、うなぎ、レバー、乳製品があります。
ビタミンB2
ビタミンB2は、健康な肌や髪をつくり、粘膜を保護します。
肌質、髪質などに大きく関わるビタミンの1つです。
ビタミンB2が含まれる食品にはレバー、卵、乳製品、ほうれんそう、さつまいも、大豆があります。
ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。
末梢血管を広げて血行を良くする働きがあり、血液の循環が促進されると皮膚の新陳代謝も高まるので、肌も元気になります。
また、紫外線を浴びると、活性酸素が発生しコラーゲン繊維を壊してしまう物質が発生しますが、ビタミンEは抗酸化作用があります。
アンコウの肝、たらこ、だいこんの葉などがあります。
ビタミンC
ビタミンCにはコラーゲンの生成を助け、肌のハリやきめを整えてくれます。
血管や皮膚、粘膜を強くし、活性酸素を防ぎ肌にハリをもたせたりしてくれます。
柑橘類、イチゴ、赤ピーマン、黄ピーマン、モロヘイヤなど。
肌に重要なミネラル亜鉛
不足すると乾燥肌の原因になる栄養素にはミネラルもあります。
亜鉛は細胞分裂に深く関与しており、肌や髪の毛、爪などの健康を維持するのに必要です。亜鉛が不足すると、細胞分裂に支障をきたし皮膚炎や湿疹などが起きやすくなります。
亜鉛の含まれる食べ物はカキ、レバー、牛肉、卵黄、チーズ、たらばがに、タラコなどに含まれています。
もうひとつ、肌バリアの強化に忘れてはならないのは良質の油をとることです。
不飽和脂肪酸が含まれている魚類は、保湿効果が高いので乾燥肌の改善にも繋がります。
青魚に含まれるオメガ3脂肪酸のほか、オリーブオイル、亜麻仁油、エゴマ油などが効果があります。
乾燥肌を助長する睡眠不足やストレスを避けよう!
睡眠もストレスも乾燥肌と密接に関わっています。
質のいい睡眠を取ること
成長ホルモンを助長し、皮膚のターンオーバーを修復してくれるのが睡眠です。
それが上手に取れないとなると、皮膚のターンオーバーに支障をきたすようになります。
質のいい充分な睡眠は乾燥肌予防にもなるので、意識して質のいい睡眠を取るようにしましょう。
ストレスを解放しよう!
ストレスは、活性酸素という肌に悪影響を及ぼす物質を生む原因になるとされています。
この物質は、細胞を炎症させたり老化させたりします。
そのため、ストレスをコントロールできない場合には、乾燥肌や肌荒れを引き出す原因ともなってしまいます。
ストレスを受けると、ストレスホルモンや男性ホルモン、副腎皮質ホルモンが分泌され皮脂の分泌のコントロールが乱れてしまいます。
すると、肌のターンオーバーに影響が出て「乾燥肌」の原因にもなってしまいます。
乾燥肌対策として、ストレスコントロールをしましょう。
まとめ
口周りのカサカサは偶然ではありません。
何気なく食べている食事、睡眠、ストレス、見当違いのスキンケアなどすべてのことが複合的に関わりを持っているのです。
乾燥肌の対策をまとめると、とにかく保湿が第一です。
基礎化粧品やワセリン、クリームで念入りに保湿しましょう。
正しい洗顔とスキンケアを実行して、質のいい睡眠をとること。
そして、ストレスは溜め込まないようにすること。
食事についてもたんぱく質、ビタミンA、C、E、B2、ミネラルの亜鉛を積極的にとる工夫をすれば、乾燥肌は改善できるでしょう。
カサカサ肌が改善するメンズコスメ
ZIGEN オールインワン フェイスジェル
この化粧水には、保湿効果が高い「本物のセラミド(本物のセラミドには、セラミド1、セラミド2、セラミド3、と数字がつきます。)」が配合されているため、保湿感がとても長続きします。使用感はベタつきも少なく、サラッとしています。
商品名 | ZIGEN オールインワン フェイスジェル |
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特徴 | 保湿力 |
価格 | フェイスジェル単品:3990円(約2ヶ月分) フェイスジェルと洗顔のセット:5660円 |
タイプ | ジェルタイプ |
有効成分 | セラミド、ヒアルロン酸Na、プラセンタ、加水分解コラーゲン |
