混合肌というのは、パーツによってタイプの違う肌のことを言います。例えば、額や鼻筋のTゾーンはオイリーなのに、あごや頬のUゾーンは乾燥しているとか洗顔後は、全体ではなく部分的つっぱりを感じるとか、季節によって肌質が変わるといった特徴があります。その組み合わせもそれぞれ人によって異なりますから、さまざまなバリエーションが見られます。混合肌と混合肌になる原因について紹介しましょう。
混合肌とは?
混合肌の面倒なのは、肌質で単純に区分けできないこと、個々人三者三様のバターンがあるので、一般論で語れないことです。
各個人の状態によって肌質が複数あるのですから、その部分に焦点をあてて、その人に合ったケアが必要になることでしょう。
特に、男性は美容やスキンケアに疎いと言われていますから、細かい対処法などは面倒なことかもしれませんね。しかし、放置しておけば、ニキビなどの肌トラブルを広げることにもなりかねません。
混合肌の内的原因
混合肌の原因は、乾燥肌と同じようなことが原因となります。混合肌は男性ホルモンが活発な男性においては、皮脂分泌も多いのでどうしても男性は混合肌が多くなりがちです。
内的原因としては、ストレスやホルモンバランスの乱れによる自律神経の乱調とか、偏向した食事なども原因となるでしょう。過剰なストレスによって、肌の免疫力が低下したりすると肌質も不安定になっていきます。
混合肌の外的原因
外的要因として考えられるのは、一般的に紫外線、偏ったスキンケア、エアコンによる乾燥、喫煙など。季節や生活環境の変化によるホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れなどです。
なかでも紫外線は、UVケアをしない男性にとって、混合肌を招く要因となっているでしょう。顔の中でもTゾーンは紫外線に当たりやすい部分で、紫外線の強い刺激は肌のバリアにダメージを与えるため、それを修復しようとして皮脂の分泌が活発になります。
男性は、Tゾーンの部分を見て脂性肌だと思い込んでしまっている人が多く、間違ったスキンケアで皮脂を落とし過ぎてしまう傾向もあり、混合肌のインナードライを悪化させたり、結果、肌荒れや肌トラブルを招いたりします。
混合肌の具体的トラブル
♦Tゾーンがテカる!
男性の混合肌で最も多いのが「Tゾーン」の悩み。「Tゾーンテカるとか黒ずむ」といった悩みです。
そもそもTゾーンは皮脂腺が多い部分のため、オイリーになったり皮脂がつまってそれが黒ずんだりしてしまういます。
症状としては脂性肌と共通していますが、混合肌の方の場合は特に「乾燥」という要因が潜んでいるケースがあります。基本的にTゾーンは皮脂の分泌が多い部分なので、皮脂の毛穴詰りに気を付けた洗顔と脂分を控えた保湿をします。
♦「インナードライ」には保湿
また、混合肌の場合はインナードライの場合もありますので、若干注意が必要。
インナードライとは、肌の内部の角質層の水分が不足している状態のことです。インナードライ状態があると、洗顔して放置しておくと肌は水分を逃がすまいと皮脂をたくさん分泌しようとします。
オイリースキンだと思っていたら、それは表面だけで、内側はカラカラに乾いていたということになります。これでは、脂性質の対応をしていると、ますます乾燥を深めてしまうことになります。
♦乾燥しがちなUゾーン
Tゾーンと比べて皮脂腺の少ないUゾーンは、乾燥しがちの部分になります。
この部分は完全に乾燥肌となっているので、肌のバリアが崩れている状態になっています。つまり、肌のバリアが壊れてしまっている状態なので、外界からの菌に進入されやすい状態になっています。
こういう状態で、活性化するのはアクネ菌による「ニキビ」。大人ニキビは、このUゾーンで多くできます。こうした部分には、乾燥しがちな部分には洗顔後に「乾燥を防ぐスキンケア」が大事になります。
まとめ
混合肌は男性が多いタイプ。額や鼻筋のTゾーンはオイリーなのに、あごや頬のUゾーンは乾燥しているという難しい対応を迫られます。ケア方法を間違えると、乾燥を助長したり肌トラブルを起こしやすくなります。